小泉進次郎氏「リモートは若い人のためのリモートじゃない」 応援演説で〝麻生構文〟も披露

聴衆の声援に応える進次郎氏

小泉進次郎環境相(40)が3日、都議選(4日投開票)最終日に都内5か所で自民党候補者たちの応援に入った。

進次郎氏は街頭演説会で、過労入院から退院して都民ファ候補を電撃応援した小池百合子知事(68)に言及。「私と小池さんは共通点がある。環境大臣、そして最近、入院したということ。さらに職場復帰をする前にリモート復帰をしたこと」と〝進次郎節〟を炸裂させた。

聴衆の心をつかんだあとは「都民ファーストの候補者が(都議選に)勝って、国会議員は何人いますか。ゼロです。だから小池さんは党本部に来て二階俊博幹事長と会い(国と地方を結ぶ)要望を確保する。大変ですよね」と批判。この理屈は小池氏の休養を「自らまいた種」と形容し、大炎上した麻生太郎財務相をはじめとした自民党員のお決まりフレーズとなっており、進次郎氏もそれを踏襲した形だ。

進次郎氏は今年5月に虫垂炎で入院。その際にリモートワークの素晴らしさを身をもって体験したそうで「私は入院をして感じたことがある。リモートは若い人のためのリモートじゃない。健康問題を抱えて働けない人たちのためにもある。東京都では多様な働き方ができることが大事なんです」と力説した。

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