4日(日)雨の中心は日本海側へ 東海や関東も再び雨脚強まるおそれ 土砂災害に厳重警戒

 このあと、雨の中心は日本海側へ移り、大雨となるおそれがある。
 また、すでに記録的な大雨となっている東海や関東でも、再び雨脚の強まる所がありそうだ。引き続き、土砂災害には厳重な警戒が必要となる。

雨が弱まっても油断せず、災害に警戒を

 4日(日)は、梅雨前線が西日本や東日本の太平洋側から日本海側へ北上し、前線上の低気圧が日本海を東よりに進んでいる。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動は活発な状態が続き、西日本から東日本の日本海側を中心に、5日(月)にかけて大気の状態が不安定となりそうだ。
 4日11時現在、特に激しい雨は観測されている地域はないものの、5日にかけては西日本から東日本の日本海側を中心に、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所がある見込みで、局地的には非常に激しい雨の降るおそれもある。

 また、東海や関東でも、5日にかけては再び雨脚が強まり、局地的には激しい雨の降る所がある見込み。これまでに降った記録的な大雨により、引き続き土砂災害の危険度が高い状態となっている所もあり、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要だ。

熱中症にも注意

 4日の気温は、関東や東北の太平洋側ではこの時季としては低めだが、その他の各地は平年並みか高くなりそうだ。特に、東海から西では30℃を超える所が多く、蒸し暑くなる見込み。日ざしが少なくても油断せずに、水分をこまめにとるなど、熱中症対策も心掛けたい。

(気象予報士・佐々木聡美)

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