【資生堂レディス】最終日 鈴木愛が復活優勝「本当に長かった」と涙

鈴木愛

国内女子ツアー「資生堂レディス」最終日(4日、神奈川・戸塚CC=パー72)、2位から出た鈴木愛(27=セールスフォース)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算10アンダーで今季初勝利を飾った。

悪天候で初日と2日目が中止となり、鈴木が36ホール決着(賞金加算は規定により50%)の混戦を制した。2019年11月以来となる通算17勝目。1年8か月ぶりとなる長いトンネルを抜けての勝利に優勝スピーチでは涙を止められなかった。「こんなに長く優勝できないと思っていなかったので、本当に長かったですね」

なかなか勝てない日々の中でやめることさえ頭によぎったというが、あきらめずに練習を積み重ねてきた。それがようやく形となって表れた。「この1勝が今後、大きく変わる何かになったと思う。今まで何が悪いのかわからなくていろいろ模索という感じでしたが、新しい道が開けたかなという感じはしました」と復活の手応えを口にした。
2017年、19年の賞金女王。特に19年は7勝を挙げる圧倒的な強さを発揮した。この勝利をきっかけにかつての姿を取り戻すことができるか。

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