若い力で板倉区活性 いたくら夢創會  課題解決へ住民組織

 板倉区の新たな住民組織「いたくら夢創會(むそうかい)」がこのほど、発足した。地元の若者を中心に同区の課題解決、これからのまちづくりに向けて活動し、地域活性化を図る。

 同区の商工会やJAの青年部メンバーを中心とする「板倉区光ケ原高原にぎわい創出実行委員会」が地域活性化に向けて取り組んできた中で、「より一歩前進」するために裾野を広げようと設立した。

 初回の活動として6月29日夜、同区の板倉コミュニティプラザで講演会・意見交換会を実施し、約50人が参加。中郷区さとまる学校から竹内靖彦理事長らを講師に迎え、他地区のまちづくり活動への理解を深めた。次回の活動は、テーマを設定してのグループワークを予定している。

初回は中郷区さとまる学校から竹内理事長らを講師に迎え、他地区のまちづくり活動への理解を深めた(6月29日夜、板倉コミュニティプラザ)

 同組織の発起人、増村剛さんは「役所から与えられていた時代から、自分たちで考え、つかみ取りにいく時代に転換している。板倉が板倉らしく、老若男女が生き生きと暮らしていくために、どうしても若い皆さんの力が必要」と呼び掛け、若い世代の参画を求めた。

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