不動産や宿泊業を手掛けるジスコグループ(諫早市)が、西海市大瀬戸町に5月開業したジスコホテル西海で「こども食堂」の取り組みを始めた。月1回、テークアウト方式で弁当を配布する。
同グループは2016年にこども食堂をスタート。諫早、大村、雲仙、島原の各市で実施し、大瀬戸町は7カ所目。昨年4月以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のためテークアウトに切り替えている。
同町では6月27日に初めて開催。同グループの従業員や西海市内の民生・児童委員が運営や調理を担当した。会場には、部活帰りの中学生や親子連れなど約110人が訪れ、弁当などを受け取った。
2人の子どもと来た同町の会社員男性(41)は「周りには共働き家族が多い。本当に助かる」。同グループの担当者は「温かい食事を一緒に味わうことで、地域で子育てをする一助になればと始めた。高校生など地元ボランティアも募り、(コロナが収束して)以前のように交流ができれば」と話した。
同町のこども食堂は、毎月最終日曜の午前11時半から午後1時半まで。中学生以下無料。同伴の保護者は100円。問い合わせは同グループ(電0957.27.1112)。
テークアウトで「こども食堂」 月1回配布 ジスコグループがホテル西海で
- Published
- 2021/07/05 10:30 (JST)
- Updated
- 2021/07/06 12:14 (JST)
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