マエケン復調の兆し13人連続アウト! ロイヤルズ戦4勝目6回無失点10K

マエケン(ロイター=USA TODAY Sports)

ツインズの前田健太投手(33)は4日(日本時間5日)に敵地カンザスシティーでのロイヤルズ戦に先発し、6回2安打無失点、今季初の2桁となる10三振1四球で4勝目(3敗)を挙げた。防御率は5・03。

2度の悪天候延期で中8日で登板した前回の登板から中4日。前田は濃紺のストッキングを膝下まで見せるレトロなスタイルで、今季13度目の先発マウンドに上がった。

初回、先頭メリーフィールドを四球で歩かせるも無失点。2回は二死から連打を浴びるも無失点。1点を先制してもらった直後の3回裏からはスライダー、チェンジアップのキレや制球力を取り戻した。直球も93マイル(約150キロ)を計測するなど球速も復活、連続三振を含む三者凡退。続く4回もストライク先行のテンポのいい投球で三者凡退に打ち取った。

下位打線を迎えた5回は、各打者に7球を要するも2つの三振を奪うなど三者凡退。打線が1点を追加してリードが2点に広がった6回はバント安打を狙った1番メリーフィールドを92マイル(約148キロ)の直球で三ゴロ、2番ベニンテンディは86マイル(約138キロ)のチェンジアップで空振り三振、3番サンタナはフルカウントから80マイル(約129キロ)のスライダーで空振り三振に仕留め、4イニング連続の三者凡退、13人連続でアウトを奪った。

ツインズは7回に3点を追加。球数が96に達しており、その裏から救援陣にマウンドを譲った9回に3番手ロブレスが2点を失ったがチームは逃げ切った。

前田が6回を投げたのはやっと2度目。復活の兆しを見せたこの日の投球を続けたい。(カルロス山崎通信員)

© 株式会社東京スポーツ新聞社