上越市ガス水道局は1日、インペックス(本社・東京都)からカーボンニュートラルガスを購入し、同局施設と有沢製作所(本社・上越市南本町1)への供給を開始した。県内でガス事業者から需要家に同ガスを供給するのは、今回が初めて。
同ガスは、天然ガスの採掘や燃焼に至るまでに発生する二酸化炭素(CO2)を、新興国などの環境保全プロジェクトで吸収したとみなし、相殺したもの。インペックスによると、同局は2026年3月まで同ガスを購入する。
両者によると、有沢製作所に供給する天然ガスを一部カーボンニュートラルガスに変更することで、7月から26年3月までに約1万9000トンのCO2が削減できるという。