国際政治学者で前都知事の舛添要一氏(72)が5日、ツイッターを更新し、前日投開票された都議選の結果を振り返った。
自民党は33議席で、第1党に返り咲いたが、公明党と合わせても過半数には到達しなかった。一方、惨敗が予想された小池百合子都知事(68)が特別顧問を務める都民ファーストの会は、踏みとどまり、自民党とは2議席しか差がなかった。
舛添氏は「自民党の伸び悩みは、菅政権がコロナ対策失敗と東京五輪開催強行の責任をもろに押しつけられたことにある」と指摘。
続けて「コロナ感染の惨状は東京の話なのだが、小池都知事は自らの入院で話題をそらせた。五輪は主催者にもかかわらず目立たないようにしている。忍者のような逃げの戦術に自民党は負けた」と投稿した。
小池氏は都議選の告示3日前に過労で入院したが、先月30日の退院後はテレワークで公務に復帰。都議選や東京五輪への対応はあやふやにしていたが、選挙最終日になって、都民ファ候補の応援に入る〝小池劇場〟で、話題をさらっていた。