メッシ再契約でバルセロナが主力選手を大量放出 グリーズマンやデンベレも

メッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナが窮地に立たされている。所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)の契約更新を前に今季のサラリーキャップを超過し、選手登録が認めらないことから主力選手を大量放出しなければならなくなった。

スペイン紙「スポルト」によると、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(59)は高額年俸のメッシとの契約を前にサラリーキャップ超過問題について、スペインリーグ機構と会談。ただハビエル・テバス会長からはかねての主張通りにルール順守を要求され、具体的な解決策は見つけられなかったという。

これにより、バルセロナはメッシと契約面で合意しても、選手登録ができなくなる。同紙は「バルセロナはアルゼンチンのスターのスペースを確保するため、多くの選手との契約を終了しなければならなくなった。とても困難な状況に立たされている」とし、現所属選手を大量放出する構えと伝えている。

すでにFWフランシスコ・トリンコン(21)がイングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンにレンタル移籍することが決定。さらにクラブはDFサムエル・ウンティティ(27)やMFミラレム・ピャニッチ(31)の放出を検討しているが本人たちが移籍を拒否するなど、うまく進んでいない。

バルセロナはフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(30)や同FWウスマヌ・デンベレ(24)も含めて選手の放出を進めていく構えだが、すでに合意間近と報じられているメッシとの契約延長は時間がかかるかもしれない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社