メッシは来季選手登録できない? スペインリーグ会長がバルセロナに警告

メッシの来季は…(ロイター)

スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が来シーズン選手登録されない可能性があると、スペイン紙「ムンドデポルティボ」が報じている。

メッシは6月末でバルセロナと契約満了となるため来季に向けてフランス1部パリ・サンジェルマンへの移籍がささやかれていたが、就任したジョアン・ラポルタ新会長(58)との交渉で2年の契約延長に合意し、近日中にも残留が正式発表される見込みだ。そんな中、同紙によると、スペインリーグのハビエル・テバス会長がバルセロナに警告したという。

同会長は「2020―21シーズンに推定される7億ユーロの損失のうち、半分はバルセロナが占める」とコメント。その上で「バルセロナの選手報酬は(サラリーキャップを)超過している。かなりの努力をしなければならない。うまくいけば、メッシが組み込まれるが、その場合は、他の選手(の賃金)をカットする必要がある」と語った。

今後、バルセロナの新チーム編成次第となるものの、場合によってはメッシの選手登録を認めないこともあるという。同会長は「バルセロナの賃金については柔軟に対応するつもりはない。メッシのためにルールを変更するつもりもない」と強調した。メッシはすでに年俸ダウンに応じているとの報道もあるが、今後の動向が気になるところだ。

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