大島康徳さん訃報に日本ハム・栗山監督「大島さんに喜んでもらえるファイターズを」

栗山英樹監督

日本ハムの栗山英樹監督(60)が5日、6月30日に70歳で亡くなった大島康徳さんを悼んだ。

大島さんは2000年から02年まで日本ハムで指揮を執り、12年から現在まで栗山監督が導いている。栗山監督は「大記録を残され、長きにわたって野球界を背負われた大先輩であり、今はただ感謝しかありません。またファイターズが苦しかった時期を監督、選手として支えていただきました」とした。

大島さんは闘病しながら評論活動を続けるなど、野球への情熱が衰えることはなかった。栗山監督も「もっと、もっと野球に関わっていきたかったはずでしょうし、悔しかったと思います」としつつ「心残りは2023年に完成する新球場を見ていただきたかったこと」と語った。

そして、最後は新たな決意も口にした。「私たちにできるのはこれからも懸命に戦って、大島さんに喜んでもらえるファイターズを作っていくことです。ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」。チームは最下位に沈むが、大島さんへの思いを胸に前へ突き進んでいく。

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