小池都知事が自民・二階幹事長と会談 国政復帰のウワサには「よく理解できません」

自民党本部で取材に応じた小池都知事

小池百合子東京都知事(68)が5日、自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長(82)と会談した。4日投開票の東京都議会選挙では自民党が第1党、小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会が第2党となっていた。

約30分の会談を終えた小池氏は、都内の新型コロナウイルス感染状況がリバウンド傾向にあると指摘。「ワクチンの接種、また供給のご協力のお願いをした」と二階氏にはコロナ対策での協力を求めたという。

都議選の結果を受けて、「これからも都と都議会は両輪でございますので、コロナの情勢やこれからの経済の問題でもしっかりとオール東京で進めて行こうという話を共有させていただいた」と協調姿勢を確認し合ったとした。

壊滅が予想された都民ファは第2党に踏み止まっていた。「議員のみなさんが日々、地元で活動を重ねた結果が今回の議席数につながった」と小池マジックの影響ではなく、各議員の頑張りだと評価した。

自民党内では小池氏の国政復帰がささやかれているが、この件に問われると小池氏は「これについては、私はそういう意志を一度も言ったことはありません。なんで皆さんがそうやってお書きになるのか、よく理解できません」と答えた。

〝国政復帰しません〟とはっきり言わないところに含みを残した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社