長友佑都が室伏スポーツ庁長官を表敬訪問 珍トレ伝授され「これ難しい。うまくできない」

室伏長官(左)と対面した長友

スポーツ庁の室伏広治長官(46)が5日、フランス1部マルセイユを退団した日本代表DF長友佑都(34)の表敬訪問を受けた。

今回の訪問はスポーツ庁が推進する多くの人が生活の中でスポーツに親しむ社会を目指す「Sports in Lifeプロジェクト」を後押ししてもらう目的もあり、室伏長官は長友にスポーツ人口を増やす方法をたずね「トレーニングと聞くと、キツいというイメージになるが、ヨガのような軽い負荷の運動でも、気持ちが良くなるし、ボディーメークもできる。そこから徐々にステップを上げていくことで、楽しみながら運動をしていけると思う」と提案された。

すると話題はトレーニングに。室伏長官は新聞紙を床に置いて「手のひらで丸めてみて」と促すと、長友は「これ難しい。うまくできない。指の神経が鍛えられる」とビックリ。きれいに新聞紙を丸めた室伏長官は「この運動は集中力が途切れないし、いろいろなところに効果がある。1週間ぐらいやるとうまくできるようになりますよ。この運動は足でやることもできる」と言うと、2人とも裸足になって新聞紙を丸めるトレーニングを行った。

さまざまなトレーニングを実践してきた長友にとっても新鮮だったようで「試合前につま先立ちをするなどして指のトレーニングをしているが、これは難しすぎてできない。指の動きを活発にさせるトレーニングとしてはこれまで体験したことがない。今度トレーニング方法について相談したいです」と〝弟子入り〟を志願する一幕も。

最後に長友は東京五輪に出場するU―24日本代表へ「僕は(2008年北京五輪で)緊張して3連敗。自分のプレーができず、後悔しかない。出場する選手はミスを恐れず思い切りプレーしてほしい」とエールを送った。

室伏長官は4月にニュースサイト「デイリー新潮」で「悪性脳リンパ腫」で闘病中と報じられたが、個人情報を理由に詳細の説明を控えた。その上で「公務に支障を来さないよう努めており、今後も東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、関係者と一丸となって全力で務めてまいります」とコメントしていた。

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