日本人侮辱問題のデンベレとグリーズマンがSNSで謝罪 差別の意図は否定

グリーズマン(左)とデンベレ(ロイター)

日本人に対する人種差別問題の渦中にあるスペイン1部バルセロナのフランス代表MFアントワヌ・グリーズマン(30)と同FWウスマン・デンベレ(24)が〝電撃謝罪〟した。

英紙「デーリー・メール」などが、2人が2019年夏にバルセロナのプレシーズンツアーで来日した際に宿舎ホテルで日本人スタッフの容姿や言語を嘲笑している動画を報道。国内外で大騒動となっている。

2人は沈黙を貫いていたが5日にそろって釈明。デンベレは自身の公式インスタグラムのストーリー機能で「最近、2019年のプライベートビデオがSNS上に出回っている。舞台はたまたま日本だったが、地球上のどこだろうと同じ表現を使っていただろう。特定のコミュニティーを標的にしたわけではない。私はプライベートで、友人だろうと相手がどこの国の人であろうとこうした表現を使うことがある」と差別の意図はなかったと強調。それでも「この動画は公開されており、見た人たちを不快にさせる恐れがあることは認める。心からおわび申し上げます」と謝罪した。

一方のグリーズマンも自身の公式ツイッターで「私は常にあらゆる形の差別に反対することを約束してきた」と差別の意図を否定したうえで「ここ数日間、私がそうではない男として私をだましたいと思っている人もいる。私は、私に対する非難に強く反論する」と〝陥れられた〟と主張。ただ騒動になっている責任は認め「日本人の友人を怒らせる可能性があるならば申し訳ありません」と謝罪した。

謝罪はしたものの、そろって差別の意図があったことは否定したデンベレとグリーズマン。果たしてこれで騒動は収束することになるのか。

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