新大村駅地下通路 「大村みらい通り」に名称決定 豊かな自然を表現

新大村駅地下通路のイメージ図(大村市提供)

 九州新幹線長崎ルートで新設される新大村駅(大村市植松3丁目)の地下通路について、市は5日、名称を「大村みらい通り」、東側出入り口を「さくら口」、西側を「さざなみ口」にそれぞれ決定したと発表した。
 名称は学識経験者や公募市民らで構成する検討委が各3案を提案。5月に市内の中学生を対象にした投票を実施し、約2千票の中から決めた。
 地下通路は駅正面の東側と、駐車場を建設予定の西側とを結ぶ。長さ約66メートルで、幅約4メートル。「大村みらい通り」は、同市の将来性や潜在力をシンプルな言葉で表現。出入り口の名称は、大村を代表する花であるサクラや大村湾を連想させる言葉を使うことで、豊かな自然を表したという。
 新大村駅東側は民間主導による開発を計画しており、市は先月から開発事業者を公募している。園田裕史市長は「将来にわたって利用してもらいたい世代である中学生に決めてもらった名称。未来に向けた新幹線事業に、今後もしっかり取り組んでいきたい」と述べた。

 


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