巨人・原監督が大島康徳さんを追悼「オールスターでは団長というか兄貴分」

巨人・原監督

巨人の原辰徳監督(62)が、先月30日に大腸がんのため70歳で亡くなった元日本ハム監督の大島康徳さんをしのんだ。

6日の中日戦(前橋)の試合前、取材に応じた原監督は「(中日時代の大島さんは)われわれの若いころはオールスターに出ると、団長というか、兄貴分でね。団長、団長ってみんなが言ってね。オールスターに来ても声を出しながら盛り上げていくっていうね。プレーヤーとしても非常にいいプレーヤーだったですね」と現役時代の大島さんを振り返った。

大島さんが日本ハムの指揮を執っていた際は、勝利にかける厳しさを感じたという。「監督としては非常に厳しい監督さんだったね」と懐かしんだ。

「長く苦しまれていたのかな」と原監督は闘病を思いやり、遺族がブログで公開した「幸せな人生だった。病気に負けたんじゃない。俺の寿命を生ききったということだ」という生前の大島さんの言葉に、「あれは素晴らしい。あれはすごく(心が)打たれるものがあった」と感銘を受けたという。最後に原監督は「ご冥福をお祈りします」と先輩を悼んだ。

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