吉本新喜劇・松浦景子 バレエ動画への誹謗中傷にショック「好きな世界からのはグサッとくる」

伊丹市の藤原市長(左)を表敬訪問した松浦景子

吉本新喜劇のバレリーナ女優・松浦景子(27)が6日、初の著書「松浦景子のバレエあるある」の出版報告のため、出身地の兵庫・伊丹市の藤原保幸市長(67)を表敬訪問。市長から〝金言〟を送られた。

松浦は自身のユーチューブチャンネル「けっけちゃんねる」でバレエに関する動画を投稿したり、オンラインレッスンを行っているが、これが「芸人のくせに教えるなんて、バレエに失礼」といった批判や誹謗中傷を受け炎上。プロバレエダンサーが松浦を擁護するなど大きな話題となった。

「好きな世界からのバッシングはグサッとくる」という松浦は「面白いと思ってやってたことが、本物の(バレエの)方にも伝わりだして『え、どうなん?』って言われることが増えたんです。どうしたらいいでしょうか」と市長に悩み相談した。

お笑いもバレエも好きだという藤原市長は、20世紀を代表する作曲家・ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』も初演はブーイングの嵐だったという話を引き合いにしながら「新しい芸術ができる時はそういうもの。バレリーナ芸人も新しいから批判もあるかもしれないが、信じるところをやってもらえば」と優しくエールを送った。

松浦が「100年後に期待します」と応じると、藤原市長は「先頭を歩く人は風が当たる。そういうものだと思えるようになったら本物。私もこういう仕事をしてると怒られる。決める立場は批判を受ける。あとは結果ですよ。風当たりがないのは何もやっていないのと一緒。新しいことをやれば批判も受けるし、一方で評価してくれる人もいる」と自身の経験を交えながら追加のアドバイス。松浦は「悩んだ時は市長を思い出します」と話した。

藤原市長の〝金言〟は松浦の心に突き刺さったようだ。

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