【東京五輪】菅首相が選手団にエール「困難を乗り越えられることを世界に発信したい」

菅首相

日本オリンピック委員会(JOC)は6日、東京五輪の日本選手団の壮行会をオンライン形式で行い、菅義偉首相(72)がビデオメッセージを通じてエールを送った。

菅首相は、冒頭に「選手のみなさん東京五輪出場おめでとうございます。みなさんにとって五輪は大きな目標であったと思う。みなさんがこれまで積み重ねた努力に敬意を称したい」とあいさつした。

その上で、1964年東京五輪について触れ「当時高校生だった私は日本選手団の大活躍に大きな声援を送った。特に鮮明に覚えているのは、東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールチームです。回転レシーブでボールをつなぎ、見事に金メダルを獲得した。日本人がメダルを取るたびに、日本は世界と戦えるんだってことを感じた。スポーツには大きな力がある。私も野球や空手を通じて感じた」と振り返った。

最後には「我が国で行われるこの大会において、みなさんの活躍が多くの人々に夢と感動、そして、勇気を与えてくれると確信している。新型コロナウイルスの感染拡大により、開催が1年され、選手のみなさんも大変な苦労をしたと思う。世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、私たちが団結してこの困難を乗り越えられることを世界に発信できる大会にしたい」と決意を述べた。

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