【東京五輪】日本選手団が結団式 主将・山県亮太「自覚と責任を持って大会に挑む」

山県亮太

日本オリンピック委員会(JOC)は6日、都内で東京五輪の日本選手団の結団式を開催した。

新型コロナウイルス禍以前は、国立代々木競技場で行われる予定だったが、感染症対策を考慮し、一部選手、関係者を除き、オンラインでの参加となった。

JOCの山下泰裕会長(64)は「私が幼少期に開催された1964年東京五輪では、期間中ずっとテレビにくぎ付けで、日本選手が活躍して日の丸が上がると、こめかみがじんとしたことを今でも覚えている。今回の日本代表の活躍で私のような体験をする子どもたちがいる。夢や希望を伝えることができる瞬間だと思う」とあいさつした。

選手団の主将を務める陸上男子短距離の山県亮太(29=セイコー)は「自国開催である東京五輪の日本代表に選ばれたことに誇りを持ち、自覚と責任を持って大会に挑む。コロナ禍で開催意義が問われる中、常にスポーツの意義について考えてきた。今自分たちにできることは真摯に競技に向き合い、ベストを尽くすこと。スポーツの力を信じ、チームジャパンの一員として、全力で戦い抜くことを誓います」と決意を述べた。

今大会の日本代表選手は5日時点で史上最多の582人。自国開催の祭典で、大躍進を目指す。

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