【名古屋場所】急性腰痛症で休場していた高安初白星「千秋楽まで優勝争いに絡めるように」

逸ノ城(左)を寄り切って「白星発進」の高安

相撲名古屋場所3日目(6日、愛知県体育館)、急性腰痛症で休場していた関脇高安(31=田子ノ浦)は幕内逸ノ城(28=湊)を寄り切って初白星。立ち合い当たって左差し、一時は振りほどかれるも再度差し込んで土俵外に退けた。取組後は「落ち着いて前に攻めることができた」と振り返った。

1日の稽古後に腰を痛め、初日前日の3日に名古屋入りした後も「ケアしながら調整」を続けてきたという。当初は満足に歩くこともできなったが「治すことだけに専念」し、この日からの出場となった。

大関復帰を目指す高安は2場所連続で10勝を挙げており、今場所にかける思いは強い。「今日を初日と思って千秋楽まで優勝争いに絡めるように」。ここから逆襲となるか。

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