長崎市の国道34号 渋滞対策を国に要望 整備促進協

金井所長(右)に要望書を手渡す田上市長=長崎市宿町、国土交通省長崎河川国道事務所

 長崎市の一般国道34号道路整備促進協議会(会長・田上富久市長)は6日、国土交通省長崎河川国道事務所(金井仁志所長)に対し、市中心部と東長崎地区、県央地区とを結ぶ国道34号の混雑解消や安全対策、市内幹線道路の整備に向けた予算確保を要望した。
 国道34号に関する要望は交差点の渋滞緩和とバリアフリー化、事故防止など5項目。このうち渋滞や事故が多い市中心部の「馬町交差点」については、右折レーンの設置や信号改良が一定進んだものの「渋滞解消や(諏訪神社)電停などのバリアフリー化に至っていない」として、抜本的な対策を求めた。
 6日は田上市長ら同協議会の会員11人が同事務所を訪れた。田上市長は「長崎駅周辺の再整備や市街地の再開発が進み、災害対応やコロナ禍からの経済回復も必要な中、幹線道路の整備は重要」と強調。金井所長は馬町交差点について「県や市、警察、長崎電気軌道などと協議し、できるだけ早く交通円滑化や安全確保に取り組む」と述べた。

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