イタリアが1968年ぶりにEURO決勝進出!スペインとのPK戦に及ぶ死闘を制す

 6日にEURO2020準決勝が行われ、イタリアとスペインが聖地ウェンブリー・スタジアムで激突した。

【EURO準決勝プレビュー】4大会連続で激突!決勝に進むのはイタリアかスペインか

 4大会連続決勝ラウンドで対戦と、近年のEUROの歴史を象徴する一つとなった同カード。開始早々はポスト直撃の惜しいシュートを放ったイタリアだったが、スペインのハイプレスに手を焼く。自由を奪われ苦し紛れに蹴ったボールを拾われると、すぐにシュートまで持ち込まれる場面が散見。瀬戸際で辛うじて防ぎ、スコアレスで試合を折り返す。

 後半に入ってもスペインから激しいプレッシャーを受けるイタリアだったものの、カウンターで一瞬の隙をつく。60分に数本のパスで一気にペナルティエリア内に進入すると、フェデリコ・キエーザが右足を振り抜き、イタリアが貴重な先制点を挙げる。しかし喜びも束の間、80分にワンツーで抜け出したアルバロ・モラタに決められてしまい、1-1の同点で延長戦に突入する。

 120分では決着がつかず、勝負の行方は延長戦に委ねられた今試合。両チーム最初のキッカーが失敗するも、その後は2人連続でネットを揺らす。そして先攻イタリア4人目フェデリコ・ベルナルデスキがゴール右隅に沈めると、後攻スペインのモラタのシュートをGKジャンルイジ・ドンナルンマがビッグセーブ。5人目ジョルジーニョが冷静に決め、PKスコア4-2でイタリアが1968年ぶりの決勝進出を成し遂げた。

イタリアがPK戦の死闘を制して決勝進出 Photo Carl Recine - Pool

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