レイズ期待の有望株・ブルハーンがメジャー昇格へ 明日Wヘッダー

レイズが「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで球団2位・全体36位にランクインしているビダル・ブルハーンをメジャーに昇格させる予定であることが明らかになった。日本時間7月8日に本拠地トロピカーナ・フィールドで行われるインディアンスとのダブルヘッダーで、ロースターの27人目の選手として昇格する見込み。レイズでは今季すでにテイラー・ウォールズとワンダー・フランコがメジャーデビューを果たしており、この2人に続くプロスペクト野手のメジャー昇格となる。

現在23歳のブルハーンは内外野の一塁以外の6ポジションを守ることができるスイッチヒッター。今季はAAA級ダーラムで49試合に出場して打率.259、9本塁打、29打点、15盗塁、出塁率.344、長打率.471、OPS.815をマークしている。

レイズは日本時間7月6日のインディアンス戦でマニュエル・マーゴが左ハムストリングを痛めて途中交代しており、故障者リスト入りが濃厚。それに伴うロースターの入れ替えが予定されているのに加え、ダブルヘッダーでは27人目の選手を追加でアクティブ・ロースターに登録できるため、ブルハーンを昇格させることを決めたようだ。

ブルハーンはキャリアの大部分を二塁手ないし遊撃手として過ごしてきたが、内野にはウォールズとフランコがいるため、今季は自慢のスピードを生かすために外野の守備に就く機会も増えている。AAA級ダーラムでは二塁で14試合、三塁で2試合、遊撃で7試合、左翼で11試合、中堅で6試合、右翼で10試合に出場。また、非力とみられていたバッティングでも開幕16試合で7本塁打を放ち、周囲を驚かせた。

5月は打率.315、7本塁打、21打点、9盗塁、OPS.992の好成績をマークしてレイズの月間マイナー最優秀打者に選出。6月に入って最初の20試合で打率.158と急失速したが、その後の7試合で打率.375(24打数9安打)と復調しており、それが今回のメジャー昇格につながったとみられる。メジャーでも内外野を兼任しながら自慢のスピードを武器に出場機会を確保していくことになりそうだ。

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