上越市はこのほど、市が所有する温浴施設について、乳がん啓発運動を展開するNPO法人「J.POSH」が運営する「ピンクリボン温泉ネットワーク」に登録した。
体に手術の痕がある人が、人目を気にせずに温泉を楽しめる環境をつくる取り組み。各施設では専用入浴着を無料で貸し出し、着たまま入浴できる。自身が所有する専用入浴着を持ち込むことも可能。
対象となるのは、宿泊施設(日帰りも可)がマリンホテルハマナス、板倉保養センター(やすらぎ荘)、うみてらす名立、くわどり湯ったり村、牧湯の里深山荘。日帰り施設が上越リゾートセンターくるみ家族園、市民いこいの家、鵜の浜人魚館、ゆったりの郷、ゆきだるま温泉久比岐野、花立温泉ろばた館。
専用入浴着は数に限りがあるため、貸し出しを希望する際は各施設へ問い合わせが必要。市は「手術を受けた人が気兼ねなく入浴できるよう理解と配慮を」と呼び掛けている。