常総久(連合)・意識共に全員野球 3年ぶり連合1勝を

 夏の3校連合(柏崎常盤・柏崎総合・久比岐)での出場は2年連続。3年前の夏、この3校で1回戦を突破して以来となる公式戦1勝を目指す。牛木監督(柏崎総合)は「選手は自分たちで練習を考えてやってきた。試合も自分たちでつくり、野球の醍醐味(だいごみ)を感じてほしい」と話す。

 平日の練習は柏崎2校が合同、久比岐は単独で実施している。3校合同練習の少なさは大きな壁となるが、これまでの連合経験と選手同士がメッセージアプリなどで連絡を取り合うことでカバー。意識を共有し、個々の課題をつぶして力を付けてきた。

 久比岐からは3人がベンチ入りし、最上級生は2年生の五十里。昨年11月に右膝半月板を損傷し、昨夏から1年生入学の今春まで1人で練習を乗り越えた苦労人は、打線上位での好機演出に期待が掛かる。4月に入学した、打力が持ち味の西條、練習熱心な内藤も外野手として貴重な戦力だ。

 五十里は「3年生を勝たせてあげたい。このメンバーで1勝したい」と上級生への思いをにじませる。単独出場校に引けを取らないチームワークと全員野球が、勝利の鍵を握っている。

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