【東京五輪】バドミントン桃田賢斗が〝金髪〟に「金メダルを意識して」

オンライン取材に応じた桃田賢斗

東京五輪金メダル大本命と目されるバドミントン男子シングルスの世界ランキング1位・桃田賢斗(26=NTT東日本)が8日、リモート取材で大会直前の心境を語った。

昨年は新型コロナウイルス禍で世界は一変。「1年延期になって中止になるんじゃないかというニュースを見た時、自分は五輪に出れないんじゃないかなってすごく考えた」と振り返った桃田は「本当にいろんな方々のご尽力で試合する準備を作っていただけている。雑念は気にせず、自分のできることを精一杯、表現できたらいいかなと思います」と意気込んだ。

前髪は「金」に染まっている。これも決意の表れだという。

「金メダルも意識しながら、自分の気分も明るくしながら。イメージチェンジさせてもらいました」

16年リオ五輪は不祥事で出られず、五輪イヤーになるはずだった20年1月には交通事故に巻き込まれて大ケガ。さらにコロナで夢舞台まで1年も待たされた。5年前の自分について「あの時のメンタルでは、五輪で金メダルを狙いますとは言えなかった」と言いつつ「今は覚悟を決めてはっきりと言える」と断言。数々の困難を乗り越え、ようやく「金」を取る準備が整った。

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