【藤井勘一郎コラム】小崎騎手とピラティス ジョッキーにも適したトレーニングです!

ピラティスはジョッキーに適したトレーニングです!

皆さんこんにちは、藤井勘一郎です。

先週は日曜小倉8Rでファンキーゴールドに騎乗して勝たせていただきました。今回の競馬が全くのテン乗りだった高知競馬からの再転入馬です。高知では6戦してオール連対、以前には中央でも惜しい競馬が続いていて力はある馬なのですが、少し前向きさに欠けるところがある印象です。管理する安田翔伍先生からは、勝ち切れないのは気持ちの問題だからメリハリのある競馬をしてほしいとの指示を受け、それを何とか実践することができて勝ち切ってくれました。

翔伍先生は管理馬一頭一頭に常に気を配ってらっしゃって、内面の微妙な変化も見逃さずに的確に指示を下さるのでいつもさすがと思っています。もちろん、先生の調教方針をしっかり実践する厩舎スタッフの力も大きいですね。今後も翔伍先生、厩舎スタッフの皆さんの努力に応えられるよう、精進します。

さて、今回の写真にご登場いただいたのは、ピラティストレーナーの喜屋武修次さん(中)と小崎騎手(右)です。喜屋武さんはトレセンの騎手調整ルームに来てくださっているパーソナルトレーナーの一人で、ピラティスというトレーニングの指導をしていただいています。

ピラティスはどちらかといえばヨガに近いイメージですが、関節の可動域を広げたりして体のバランスを整え、運動効率を高める効果があります。私はデビュー当時からのお付き合いになりますが、ジョッキーだけではなく様々なプロアスリートの指導もされているので、あまり競馬に偏らずに違った視点からアドバイスもいただけていて、すごく参考になります。

喜屋武さんいわく、ジョッキーはコンパクトなボディーだけど広背筋がすごく発達しているのが特徴的とのことですが、体重を増やさないために大きく筋肉をつけずに体を強くすることが求められるジョッキーには、このピラティスのようなトレーニングはすごく適していると思います。小崎騎手も日々熱心にトレーニングをしていて、刺激になりますね。

お互いに一鞍でも多く勝てるよう、切磋琢磨したいですね。

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