「ヒット曲の裏側:ジョン・ディーコン編」クイーン50周年記念、毎週公開中のミニドキュメンタリー

Photo: Neal Preston/ Copyright Queen Productions Ltd

バンドの結成50周年を記念して毎週1本ずつ全50本の動画が公開されているクイーンのビデオシリーズ「Queen The Greatest」の第16弾のエピソードが公開された。

この動画では、他のメンバーと同じくバンドの作曲家でもありベーシスト、ジョン・ディーコンが生み出した象徴的なヒット曲が取り上げられている。ジョンは他のバンドメンバーほど多くの曲を書いていないかもしれないが、それでもバンドの最大のヒット曲のいくつかを作曲しているのだ。

<動画:Queenヒット曲の裏側:ジョン・ディーコン編>

クイーンの3rdアルバム『Sheer Heart Attack』には、ジョンが初めて作曲に参加した「Misfire」が収録。バンドの次のアルバムである1975年の『A Night At The Opera』には、ジョンが作曲した「You’re My Best Friends」が収められた。この曲はジョンにとっての初めてシングル曲であり、アメリカだけで100万枚以上の売り上げを記録している。そして1977年には、ファンの間で人気の高い「Spread Your Wings」が発売された。

1980年には「Another One Bites The Dust」が登場する。この曲はシングルとして700万枚以上の売り上げを記録し、SpotifyやYouTubeにて10億回再生を突破。世界的なヒットとなったこの曲はバンド最大の売り上げを誇るシングルにもなり、ミュージック・レーダーの「史上最もクールなベースライン」という投票で第2位を獲得した(同じ投票で「Under Pressure」も第7位に選ばれている)。

1981年には、あのデヴィッド・ボウイとコラボレーションした楽曲「Under Pressure」が発売。1984年には「I Want To Break Free」でもヒットチャート入りを果たし、当時は論争にもなったが今や伝説的でもあるミュージック・ビデオも制作された。

アルバム『A Kind Of Magic』では、ジョンはフレディとタッグを組んで「Friends Will Be Friends」を作曲し、1986年6月にバンドの30枚目のシングルとして英国で発売され、1986年の最後のツアー「The Magic Tour」ではライブでも披露されている。

このように、クイーンの名曲の数々がクールなジョン・ディーコンによって作曲されているのだ。

Written By Tim Peacock

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