「嵐」の名称が消える! 立花孝志党首が5度目の党名変更を示唆

会見した嵐の党の立花孝志党首

国政政党「嵐の党」の立花孝志党首(53)は9日、国会内で開かれた定例会見で、党名について、NHK問題に特化した党名に戻す方針を明かした。

嵐の党は都議選最中の先月28日に「古い政党から国民を守る党」からジャニーズの人気アイドルグループだった「嵐」にインスピレーションを得た「嵐の党」(あらし)に変更していた。

4日投開票された都議選には、2人の公認候補が立候補したが、落選。特に練馬区選挙区では「嵐の党」公認候補者と政治団体「NHKから国民を守る党」の候補者が立候補したもののN国党候補者が約4倍の得票だった。

この結果に立花氏は「嵐の党はなかなかピンとこない。多くの方はNHK問題に集中しろと。(党名変更は)紆余曲折があって、党名はいくら変更してもお金はかからないので、あえて失敗しにいっている。NHKから国民を守る党に戻すのもゼロじゃない」と話した。

2019年の参院選で「NHKから国民を守る党」は国政政党になって以降、「NHKから自国民を守る党」「NHK受信料を支払わない方法を教える党」「古い政党から国民を守る党」と4度、変更していた。

立花氏は「個人的に推しているのは『NHK弁護士法72条を追及する党』だが、『NHK党と少数意見を大切にする党』や諸派党構想に参加している人たちの意見を聞きたい」として、党総会を経て、今月中に5回目の変更に踏み切る可能性が高いという。

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