海外でも話題の作品で主演に抜てきされた遠藤雄弥

俳優の津田寛治と遠藤雄弥が現地時間8日、「第74回カンヌ国際映画祭」で行われた「ある視点」部門のオープニング作品でW主演をつとめた国際共同製作映画「ONODA」(アルチュール・アラリ監督)の公式記者会見にリモート出席したことを各メディアが報じた。

太平洋戦争後も任務解除の命令を受けられないまま、約30年間フィリピン・ルバング島のジャングルで過ごした小野田寛郎旧陸軍少尉の孤独で過酷な日々を描いた同作品。小野田少尉の青年期を遠藤が、壮年期を津田が演じた。コロナ禍で、津田と遠藤はスケジュール調整が出来ず、日本人では初のリモート参加となった。

撮影に際しては、遠藤は11キロの減量をして臨んだというが、「カンボジアにクランクインの1週間前に行ったんですが、監督に『やせすぎた。少し太ってください。後々、津田さんが大変になる』と言われました」と明かした。

また、「当時、タバコをたしなんでいたんですが、監督に『やめてください』と言われたのに隠れて吸った。監督、ごめんなさい」とアラリ監督に“リモート謝罪”したという。

「海外でもかなり話題になっている作品だけに、遠藤の名前は一躍有名になりそう。自身の俳優としてのキャリアでは、現状では代表作になりそうだ」(映画業界関係者)

小学5年生の時、母親の勧めで劇団に入り、数々のドラマに出演したのち、2000年に「ジュブナイル」で映画に初出演を果たした。

2008年に「シャカリキ!」で映画初主演。2009年にはフジテレビ系ドラマ「白い春」で阿部寛と吉高由里子らと共演。所属事務所の俳優集団・D-BOYSの発足当時からのメンバーで、初代リーダーを務めたが、2012年9月17日をもって卒業している。

プライベートでは、14年9月に一般女性と結婚し、15年7月末に第1子となる女児が誕生している。

参考

https://www.instagram.com/ENDO_YUYA/

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