巨人・原監督らが今季2度目の「WHY?」ポーズも… 意外にもあっさり退散

一方的なコールドの宣告に対し説明を求めた巨人・原監督

今季2度目の「Why?」が飛び出した。巨人の原辰徳監督(62)が9日の阪神戦(甲子園)で、審判団による突然の雨天コールド宣告に、一時疑問を示した。

3点ビハインドの7回、ウィーラー、松原の連打で無死二、三塁としたところで、試合は大雨により一時中断。原巨人にとっては反撃ののろしを上げ始めた矢先の中断だけに、何としてでも試合再開を望むところだったが、20分超の協議の末、雨天コールドが決定した。

ただ、すでに雨も止んでいた上に、巨人サイドへの説明もないままにアナウンスされたコールドの宣告に、原監督と宮本投手チーフコーチは同時に両手を広げて「WHY?」とアピール。指揮官はたまらずベンチを飛び出し、審判団に状況説明を求めた。

一触即発かにも思われたが、意外にも二言ほど言葉を交わしてすんなりと引き下がった原監督。試合後には「もちろん残念ではあるけれどね、9イニングで勝負したいという、それはもちろんあるけれど、しかし、うーん…致し方ないところでしょうね。これでグラウンド整備をする、いろんなことを考えるとね、従うというか、そういうことだよね」と、審判団の決定に一定の理解を示した。

4月6日に行われた同カードでも同様の状況で雨天コールドとなり、後味の悪い敗戦を喫していた巨人。この日も敗れはしたものの、すでに気持ちは翌日に向け切り替えているようだった。

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