ソフトバンクが完敗で借金生活転落 首位・オリックスとは今季最大5・5差

ソフトバンク・工藤監督

ソフトバンクが9日の首位・オリックス戦(ペイペイドーム)に0―8で完敗。借金生活に突入し今季最大の5・5ゲーム差をつけられた。

投打ともに勢いに乗るオリックスに圧倒された。先発の武田は3回に吉田正に17号先制ソロを浴びると、4回には若月にも3号2ランを被弾した。これ以上は離されるわけにはいかない。工藤監督は5回一死二塁で吉田正を迎えた場面で、早めの継投で左腕・田浦を投入。しかし、リーグの首位打者でもあるスラッガーに右前適時打を許してリードを広げられた。

6回、7回にはT―岡田に2打席連続アーチが飛び出してトドメを刺された。

打線も相手エース・山本に封じられた。6回までは毎回安打を放ったもののホームが遠く、7回6安打無失点に抑えられてた。

試合後の工藤監督は「1―0で負けるのも、10―0で負けるのも、一つの負けなので。そこはしっかり切り替えていかないといけない。明日に結び付けていかないと、この1敗の意味もないので」と、気丈に前を向いた。

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