【ソフトボール】開幕投手候補・藤田が乱調 宇津木監督「ボールの軽さもある」

宇津木監督

ソフトボール女子日本代表は9日、高崎市ソフトボール場(群馬・高崎市)でメキシコ代表と練習試合を実施。第1試合は8―0で快勝したが、報道陣に公開された第2試合は0―8で敗れた。

第2試合はまさかの展開だった。上野由岐子投手(38=ビックカメラ高崎)とダブルエースとして活躍が期待される藤田倭(30=ビックカメラ高崎)が、満塁弾を浴びるなど、3回までに8失点。4回以降は無失点に抑え、7回を投げ切ったが、不安の残る内容となった。

試合後、宇津木麗華監督(58)は「藤田は今年は日本リーグもあまり調子がよくなかった。やっぱりボールの軽さとかもある。自分自身のいいところ、悪いところを考えていかないといけない」と愛のムチを送った。

ただ、チームの状態については悲観していない。「(試合を)やれたっていうところがよかった。いいものと悪いものが全部出た。悪いところがたくさん出たら、あとは上に上るしかないので、今日の1敗はあまり気にしていない」と先を見据えた。

2008年北京五輪に続く、金メダル獲得を目指す日本代表。初戦となる21日のオーストラリア戦(福島)に向け、課題を修正したいところだ。

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