中日は22日の阪神戦(バンテリン)で1ー2と惜敗し、首位阪神とのゲーム差は「13」まで拡大。先発した大野雄が8回5安打2失点と力投したが、打線が4安打1得点と見殺しにしてしまった。以下は与田剛監督(55)の一問一答。
――中10日で登板間隔の空いた大野雄の投球は
「8回2失点に抑えているので、本当によく投げた。この内容は勝利投手にしてあげないといけない内容だとは思っている」
――抜け球もあった
「打たれるというのは多少は甘くなっているのでは。でもそれは試合の中では仕方のないこと」
――2回に佐藤輝に二塁打を打たれて、そこから連打などで2失点、佐藤輝の打席をどう見たか
「最後、甘く入ったと思う。そこを何とか。まだ両サイドにボールゾーンがうまく使えるカウントだったと思うので、そこをもう少しうまく投げてほしかった」
――良い投球しながらも青柳や、交流戦でオリックスの山本由伸に投げ負けているが、大野雄が勝つには
「対戦相手に対しての意識は本人に聞いてくれないと。僕らはそんな意識を持って見ているわけでない。もちろん良い投手なので、打線も簡単には点を取れないでしょうけど、それを上回る投球をされてしまったら勝つのは難しい」
――打線が青柳を攻略できなかった
「どうしても低めのボールを打たされる傾向があるので、その辺を少し意識はしていたんでしょうが、なかなか難しかった」
――数少ない好機で6回に併殺に倒れた高橋周のところがポイントだった
「打ってほしかったけどね」
――打線はゴロアウトが多かったが、対策は
「対策はずっと取っていますよ、もちろん。でもね、対策を取ったからといって、青柳に限らず、全てのゲームで対策を練って挑んでいるわけですから。結果が出ないということは、また何かしら形を変えていくなり、構造を変えていかないと難しいと思う」
――これで首位阪神に13ゲーム差をつけられたが、2008年に巨人が「メークレジェンド」で逆転優勝したこともある
「僕らはとにかく1試合1試合。もちろんゲーム差というのは毎試合意識しているが、いつも言うように明日のゲームに勝つようにするだけ」