神奈川県の黒岩祐治知事は9日の定例会見で、既に新人8人が出馬を表明している横浜市長選について、「大変なことになっている。次々といろいろな方が手を挙げていて、どうなるのか、全く予測がつかない」と述べた。
現在3期目で態度を表明していない林文子市長が何らかの表明をすれば状況は変わってくるとの見方を示しつつ、「私の立場としては、ただ単に見ているという状況」とした。
IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の誘致が争点の一つに挙がっている状況については、「基礎自治体が方向性を決めたら県として広域的に支援をしていく」とこれまでの考えを強調。「市長選のテーマかどうかというのはわれわれが特に関与することではない。新しい市長が決める方向性を県としてしっかりサポートしていく」と語った。