糸魚川市寺町3の平成商事(渡辺好孝社長)はこのほど、イノシシなど害獣撃退用の電気柵ゲート「とおりゃんせ」を開発、商品化した。農作物被害の防止、対策の効率化を図る。
同社によると、昨年から試験運用を重ねてきた。農道、林道などに設置するゲートで、車両に乗ったまま操作できるのが特長。進入時にボタンを押し、通過後に自動下降する。車への衝突、破損を抑止する自動停止機能付き。手動操作にも対応する。
発電に太陽光パネルを使用し、電源不要。使用電圧は12ボルトで感電の心配はない。
下早川集落協定がこのほど4機導入。うち1機は同社が寄贈した。谷根圃場(ほじょう)で4日、設置作業や操作確認を実施。雨の中、住民14人が参加した。
地元・高谷根に住む渡辺社長は同製品の採用を喜び、「市内から広がっていけば。苦しむ人、集落のお役に立ちたい」と話した。
価格は1機71万5000円(税込み)。問い合わせは同社(電025・550・6580)へ。