初めまして!『あおば』です ツシマヤマネコ、10カ月ぶり公開 森きらら

初公開となる「あおば」=佐世保市、森きらら(同園提供)

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)は10日から、国の天然記念物ツシマヤマネコの公開を再開する。昨年9月に「つしまる」が死んだ後、ツシマヤマネコの公開を休止していたため、約10カ月ぶりの公開となる。
 同園では現在3頭のツシマヤマネコを飼育しており、今回公開されるのは昨年12月に福岡市動物園からやって来た「あおば」(雄、3歳)。繁殖のため来園時から非公開施設で飼育していたため、初めての公開となる。
 同園によると、あおばは、あどけなさが残るかわいらしい顔つき。体が大きく物おじしない性格で、飼育員にもぐいぐい近づいてくるという。
 担当飼育員の足立樹さん(37)は「久しぶりの公開なので心待ちにしていた方もいると思う。野生のツシマヤマネコの現状を紹介するパネルも展示しているので、会いに来てもらえたら」と話している。


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