熱海土石流 ふるさと納税活用し湯河原町などが支援募る

湯河原町役場

 梅雨前線による記録的な大雨で被害を受けた湯河原町などが、ふるさと納税の仕組みを活用して災害支援金を募っている。

 ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス災害支援」では、土石流で甚大な被害を受けた静岡県熱海市が寄付を募るほか、同市に隣接する湯河原町、小田原市、二宮町の県内3市町が対象。3日から順次受け付けを開始し、9日現在で約9850万円(約6750件)の寄付金が寄せられている。

 土砂崩れや出水などの被害が確認されている湯河原町では、同サイトほか「楽天ふるさと納税」などでも寄付を募っている。返礼品はないが、支援金は全額、道路の補修など災害普及に充てられる。

 同町財政課は「迅速な復旧のため、職員の負担を減らせるポータルサイトの利用をお願いできれば」と呼び掛けている。

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