【J1】鳥栖の金監督が選手への足払いで3試合の資格停止 ネット上では〝賛否両論〟も

金明輝監督

J1鳥栖が9日、金明輝監督(40)に「指導の適正範囲を超えた行為」があったとして3試合の指揮資格停止と当面の練習不参加を発表したことにネット上では〝賛否両論〟が出ている。

鳥栖の公式ホームページによると、6月26日の練習中にラフプレーをした選手に対して金監督が指導の適正範囲を超えた行為(選手を手で押さえながら足払いをして転倒させた)があったとの報告があり、当該選手と監督に聞き取り調査を実施し「結果、クラブとしては当行為が指導の適正範囲を超えているとの判断」で処分を決めたという。

すでにJリーグに報告済みで監督から当該選手への謝罪も行われた。今後、クラブ内で監督への処分と再発防止策を協議していく。福岡淳二郎社長はクラブを通じ「今回の事案については決して看過できない行為だと認識しています」とし「二度と繰り返さないという強い覚悟をもって再発防止に向けて取り組んでいくことをお約束いたします」などと報告した。

この件に、ネット上では「パワハラ気質があるのか」「これは厳しく罰した方がいい」「選手がケガするかもしれないのに。いまだにこんな指導をしているのか」との声が多くある一方、少数派ながら「ラフプレーした選手に身をもって指導しただけ」「選手のラフプレーも問題だ」との意見も書き込まれていた。

さらに今季好調でリーグ6位につけていることから「いい順位にいるのに監督が不在になるのは残念」「これでチームがギクシャクしてうまくいかなくなる」など、チームの先行きを不安視する声も出ていた。

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