【J1】浦和入りした酒井宏樹が古巣の柏に復帰しなかった理由を説明

酒井宏樹

東京五輪に臨むU―24日本代表にオーバーエージ(OA)枠で選出されたDF酒井宏樹(31=浦和)が自身のインスラグラムを更新し、古巣のJ1柏ではなく、浦和入りを決断した理由を説明した。

昨季限りでフランス1部マルセイユを退団し、浦和でJリーグ復帰を決めた酒井は「ここ最近柏レイソルの事で一般の方、記者の方からご意見ご質問をよく頂きます。少しだけ僕の考えを書かせて貰います」とし「今回浦和レッズと移籍が合意したタイミング時には柏レイソルからの話はありませんでした。そしてオファーを頂いたとしても今回は浦和レッズでの大きな挑戦を選んでいたと思います。移籍はタイミングです。僕の決断にブレはありません!」と書き込んだ。

柏の下部組織出身で2012年にドイツ1部ハノーバー入りするまで応援していたサポーターからは、古巣のクラブ以外で日本復帰を決めたことに悲観したり、不満を漏らす声も出ていた。

酒井は「これまで僕の中途半端な優しさの回答により多くの方に誤解させたり、中には傷ついた方もいらっしゃったかもしれません。もちろん育てて貰ったレイソルは僕にとっていつでも大切なクラブですが、今僕は浦和の選手として責任を果たせるよう、そして活躍するために100%フォーカスしています。未熟で言葉足らずな自分には2つのチームに対するバランスのいい答え方がわかりません。なのでこれを最後にしたいと思います」と記していた。

酒井は現在、東京五輪に向けてU―24日本代表メンバーとして合宿にと取り組んでいる。「明後日(12日の国際親善試合U―24ホンジュラス戦)から始まる大きな重圧の前にちゃんとしておきたかったので書かせて頂きました!応援よろしくお願いします!」と、まずは金メダル獲得に集中する構えだ。

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