元プロ野球選手の清原和博氏(53)が10日、阪神対巨人戦(甲子園)で解説者として球界復帰した。
PL学園時代の後輩で阪神OBの片岡篤史氏(52)とともに関西テレビの放送ブースに入った清原氏。感想を求められると「野球の聖地と言われてる甲子園に、こうやってまた伝統の一戦で解説ができるっていうのは、感無量ですね」と感慨深げに語った。
清原氏にとっては、PL時代からなじみの深い球場だが「高校野球の甲子園も経験しましたけど、また阪神―巨人の甲子園って、2つの顔があるんです。その中で、やっぱり自分が初めてジャイアンツに入って、甲子園球場で阪神―巨人戦を経験した時に、ほんとに驚きましたし、感動しましたね」と回想。「高校時代と伝統の一戦では印象が違うか?」と問われると「タイガース、ジャイアンツの伝統に、甲子園の重みというのをズシっと感じました」とうなずいた。
かたや、片岡氏も「まさかこの甲子園の阪神―巨人でご一緒できると思ってなかったので、私も楽しみ。(清原氏の)高校野球のホームランをアルプススタンドで見てた、高校1年生の時が懐かしいですよ」としみじみ。
ここでリラックスしてきたのか、清原氏が「今は気楽に感じますけど、タイガースのコーチのときは『苦しんでる』というのを、だいぶボヤいてましたから」と軽口を飛ばすと、片岡氏は「いや気楽じゃなくて、僕は緊張してますよ」とツッコんだ。