16~22歳 集団接種始まる

 上越市が実施する16~22歳の市民を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が10日、同市新光町1の上越文化会館で始まった。

上越文化会館で16~22歳を対象とした集団接種が始まった(上越市提供写真)

 市は同年齢層の接種対象者を1万2500人と想定している。このうち7500人を集団接種対象と見込み、事前に案内を送付。同施設と高田城址公園オーレンプラザ、上越総合病院を会場に同日と17、18日の3日間で1回目の接種を行う。

 同日は15分単位で受け付けを行い、1348人へ接種を行った。副反応を示した人はなかったという。接種を終えた会社員の女性(20)は「せっかくの機会なので接種を受けた。周囲の同年代も多くは受けたいと考えている。早くコロナが落ち着き、マスク無しで生活できるようになってほしい」と話していた。

 市ワクチン接種事務室の大瀧早苗室長によると、同日は接種者へあめを配布するなど緊張をほぐす工夫を行ったという。「食事を抜いたり緊張したりすることで接種後に体調を崩す場合もある。接種日はしっかり朝食を食べ、リラックスして臨んでほしい」と呼び掛けている。

 23~64歳の集団接種は延期され、8月21日をめどに始まる予定。

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