清原和博氏 阪神・佐藤輝の不調原因ズバリ「技術的な問題ではない」「自分に腹立ってる」

甲子園に現れた清原氏

元プロ野球選手の清原和博氏(53)が10日、関西テレビで生中継された「阪神対巨人戦」(甲子園)で解説を務め、阪神の黄金ルーキー・佐藤輝明内野手(22)に金言を送った。

「6番・右翼」で先発出場した佐藤輝の第1打席は、2回一死の場面。清原氏は「オープン戦のころからビックリしました。佐藤選手の鍛え上げられた、筋肉、体。仕上がってますよね。そして、思い切りの良さ。三振を恐れず振っていく強さって言うのが、彼の魅力だと思う」と印象を語った。

一方で試合前の時点で115三振を喫するなど好不調の波も激しいが、清原氏は「バッターにとって三振は嫌なものなんです。そこで当てに行かないというところは、彼のメンタルの強さを感じる」と称賛。

「最近バッティングの調子を崩してたのは、技術的な問題ではなくて、ちょっと自分にいらだってたという感じはします。それでボール球に手を出してしまってるケースが多かったので、もうちょっと心落ち着けて打席に立てば、開幕当初の佐藤選手の豪快な場外ホームランがまた出ると思う」とアドバイスした。

その上で「あれだけのトレーニングを積んで、顔つきもそうですけど、自分に厳しいタイプだと思う。自分に腹が立ってる部分が多いのかな」と推察した。

佐藤輝はこの打席、相手先発・メルセデスのカーブに手を出し空振り三振。今季116個目のKを献上した。

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