UK史上累計売上1位のアルバム、クイーン『Greatest Hits』が39年ぶりに全英チャート2位に返り咲き

1981年に発売され、現時点でUKで史上最も売れているアルバム、クイーンの『Greatest Hits』。このベスト・アルバムが、約39年ぶりにチャートに再登場して第2位に返り咲いた。

7月9日に発表された英音楽調査会社オフィシャル・チャート・カンパニーの調査によると、このベスト・アルバムは先週の13位から2位に急上昇し、オリビア・ロドリゴの『Sour』に次ぐ2位となった。クイーンは、7月2日に『Greatest Hits』発売40周年を記念して、専用のスリップケース・カバーが付いた新装版CDと、カセット・テープの限定版をリリースしたことが2位まで上昇する原動力となった。

今回2位となった原動力はフィジカル・セールスによるものであり、週間売上の合計の78%がレコード、CD、カセットといったフィジカル・フォーマットとなり、アナログ盤アルバム・チャートでも1位となっている。

『Greatest Hits』は、新装版の発売前から、好調なセールスを記録していた。今年の2月初旬から5月初旬にかけて、14週中12週でトップ10入りし、6位に2回ランクイン。昨年11月には、全米アルバム・チャートで8位を記録して初のトップ10入りを果たした。

ちなみにこのアルバムが全英チャートで2位になったのは、1982年1月のチャート登場11週目以来となり、今回のランクインは、トップ100で953回目、トップ10で42回目、トップ40で273回目となる。『Greatest Hits』は1981年11月に2位でデビューした後、4週連続で1位を獲得し、その後も4週連続、計5回の2位を獲得している。

Written By Paul Sexton

© ユニバーサル ミュージック合同会社