九州南部が梅雨明け 平年より4日早く

 きょう11日(日)午前、鹿児島地方気象台は、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より4日早く、昨年より17日早い梅雨明けとなった。
 九州南部は向こう1週間、曇る日もあるものの、太平洋高気圧に覆われ晴れる日が多い見込み。

 九州南部では、5月11日(火)に梅雨入りの発表があり、平年に比べて19日、昨年と比べても19日早く、1956年の5月1日に次いで統計開始以来2番目に早い梅雨入りとなった。
 梅雨入りした5月は中旬を中心に停滞した梅雨前線の影響で降水量がかなり多くなった。その後、6月の降水量は平年より少なくなったが、7月に入ると、梅雨前線や湿った空気の影響で、記録的な大雨に見舞われた。

■梅雨期間降水量(5/11~7/10まで)(速報値)
     降水量    平年比
宮 崎  879.5ミリ  107%
延 岡  875.5ミリ  122%
都 城  1014.5ミリ  113%
油 津  877.5ミリ   98%
鹿児島  1076.5ミリ  123%
阿久根  1047.5ミリ  135%
枕 崎  898.5ミリ  114%
屋久島  1405.0ミリ  106%
種子島  716.0ミリ   85%

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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