【高校野球神奈川大会】前回4強の県相模原、初戦敗退 城山に七回コールド

【城山-県相模原】

 夏の全国高校野球選手権神奈川大会は11日、サーティーフォー相模原球場で1回戦が行われ、前回2019年の大会で4強入りした県相模原が3─10で城山に七回コールド負けした。7大会ぶりに初戦で敗れた佐相真澄監督は「城山さんは力のあるチーム。こっちは(2年生が5人先発した)若いチームで冷静になれなかった」と話した。

 県相模原は6点を追う七回無死満塁のチャンスで、2番宮崎陸(3年)の鋭い打球が三塁手の正面を突き、飛び出した三走が帰塁できずに併殺となるなど、終盤に追い上げることができなかった。キャプテンの白井助(3年)は「チャンスはつくれたし勝てない試合ではなかったが、もう少しというところで得点できなかった」と悔しがった。

 同じ相模原市内にある公立勢の城山には「このブロックにはシードの相洋や東海大相模がいる。勝ち上がるには高い壁はあるが、優勝を目指してほしい」と白井。自分たちがかなえられなかった夢を託した。

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