マリナーズ・菊池とパドレス・ダルビッシュがともにIL入り

日本時間7月12日、マリナーズは菊池雄星を新型コロナウイルス用の故障者リストに登録したことを発表した。「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者によると、菊池は先日、体調不良を訴えていたという。しかし、ワクチン接種を済ませており、すでに1度陰性と判定されているため、もう1度陰性が確認されればオールスター・ゲームに出場できる。また、パドレスはダルビッシュ有を10日間の故障者リストに登録。左臀部の炎症と発表されている。

菊池はメジャー3年目の今季、16試合に先発して98回1/3を投げ、6勝4敗、防御率3.48、98奪三振を記録。マリナーズの代表として、チームから唯一オールスター・ゲームに選出された。スコット・サービス監督は「菊池はワクチンを受けており、今のところはオールスター・ゲームに出場する予定だ」と話しており、体調不良が悪化している様子はないようだ。メジャーリーグの規定により、戦列復帰には2度の陰性判定が必要なため、すでに1度陰性と判定されている菊池は、もう1度陰性と判定されることでオールスター・ゲームへの出場が可能になる。

ダルビッシュはパドレス移籍1年目の今季、18試合に先発して105回を投げ、7勝3敗、防御率3.09、125奪三振を記録。選手間投票で自身5度目のオールスター・ゲームに選出されていたが、前半戦の最終登板となった日本時間7月9日のナショナルズ戦で3回8安打6失点と打ち込まれ、腰と左臀部の張りを訴えて降板した。日本時間7月11日は故障によりオールスター・ゲームの出場メンバーから外れたことが発表されていたが、正式に故障者リストに登録された。故障者リスト入りは前回登板の翌日にさかのぼって適用されており、最短で復帰すれば後半戦の最初のカードから登板が可能である。

両選手とも前半戦はチームのエースとして見事な活躍を見せただけに、今回の体調不良や故障が大事に至らず、無事に後半戦を迎えられることを願うばかりだ。

© MLB Advanced Media, LP.