週前半は大気の状態が非常に不安定

12日(月)も西日本から東北にかけて、大気の状態が非常に不安定となっています。中国地方から東北の日本海側では午前中から大雨になっている所があり、鳥取県や島根県など山陰では1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測しています。午前11時現在、鳥取県や島根県、広島県、秋田県の一部では土砂災害警戒情報が発表されており、いつ災害が発生してもおかしくない危険な状況となっています。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫にも警戒をしてください。

午後は広い範囲で天気の急変が予想されており、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。大気の不安定な状態は14日(水)にかけて続く見込みです。真っ黒い雲が近づいてきたり、急に冷たい風が吹くなど積乱雲の近づく兆しがあれば、屋内に移動し安全確保に努めるようにしてください。

気象予報士・佐藤 温子

画像について:12日夕方の発雷確率

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