藤岡弘、が仮面ライダー50周年に「『プロジェクトX』取り上げて」とラブコール

イベントに出席した内藤、鈴木、藤岡、駒木根(左から)

俳優の藤岡弘、(75)が12日、豊島区立トキワ荘マンガミュージアムで行われた映画「セイバー+ゼンカイジャースーパーヒーロー戦記」完成報告イベントに出席し、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」にラブコールを送った。

イベントには仮面ライダーセイバー役の内藤秀一郎(25)、ゼンカイザー役の駒木根葵汰(21)、謎の少年役を演じた鈴木福(17)も出席。

今作が仮面ライダー50周年、スーパー戦隊45作品のダブルアニバーサリー作品ということもあり原作者の石ノ森正太郎さんが青春を過ごした豊島区立トキワ荘マンガミュージアムで行われた。

藤岡は「このトキワ荘をバックに感慨深いものがあります。こみ上げてくるものがありますね」と話した。石ノ森氏との思い出について「『藤岡君、子供たちに焼き付いた感動と思い出は子供の一生を左右するから一所懸命やったほうがいいよ』って言われたことを思い出しますね。それと『仮面ライダーは、先生いつ死ぬんですか』と私が聞くと笑いながら『仮面ライダーは永遠に死なないんだよ』と。私の心に焼き付いてます」と振り返った。

令和のヒーローを務めた内藤と駒木根に「未来を背負っていく子供たちに与える影響力を自覚してもらいたい。愛と正義と勇気と感動と夢。これを伝えていくヒーローの責任が伴う。とてつもなく大きな荷物を背負うことになる。子供たちを失望させないように。これが石ノ森先生から託されたものではないかなと思う。頼むぞ」と激アツエールを送った。

藤岡の熱弁は止まらず「石ノ森章太郎先生が仮面ライダーを生み出されて50年でしょ。そしてその50年間仮面ライダーに見せられた心ある大人たちがヒーローを作り続けてきた。まさしくこの仮面ライダーを作った男たち。プロジェクトXに取り上げてもらいたい」と提案。続けて「それぐらいすごいこと。この歴史はね、世界にまで影響を与えてる。この地球上からヒーローを絶対になくしてはならないという大いなる内容が愛と夢と正義と勇気と希望。それが子供たちの中に刻み込まれ、その子供たちが未来を作っていく」と話した。

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