珍しい育ち方のコチョウラン 花あそびで展示中

 上越市本町3の「花あそび」は、珍しい形状に育ったコチョウランを店内で展示している。

 通常のコチョウランの葉は地面の近くにのみ葉が生えるが、今回展示されているコチョウランは、茎の途中にある節の部分に葉を付け、さらに多数の根が伸びている。

茎の途中から葉と根が生えたコチョウラン。地面の位置を〝勘違い〟しているかのように育った

 コチョウランは花が咲き終わった後、茎の節の部分で切断しておくと、翌年に茎が伸びて新たな花を付けることが多い。今回のコチョウランは同店の小松清子さん(75)が昨年秋に茎を切り、自宅で育てていたところ、切断した箇所から新たな茎だけでなく、葉と根が育った。

 小松さんは「生花店として20年、フラワーデザインの仕事を45年しているが、こんなのは初めて」と驚きの声を上げている。

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